GID(性同一性障害)原因

GID(性同一性障害)の原因について

今だにGID(性同一性障害)のはっきりとした原因はまだ解明されていませんが、医学的な学説やいつGIDが形成・認識されるかはわかってきています。

 

僕も「なぜ自分がGIDになったんだろう」と思う時期もあったので、参考にしてもらえたらうれしいです。

 

GID(性同一性障害)の決定

 

GID(性同一性障害)は「お母さんのお腹にいるときに脳と身体が男か女のどっちになるか決める段階で、何らかの原因で一致しなかった場合におこる」ということが上げられています。

 

つまり、母親のお腹の中で、赤ちゃんが成長する過程でGIDは決定されていくのです。

 

詳しい原因については以下をご覧ください。

 

どんなふうに人間って作られるのか?!まずその仕組みについてになります。

 

@身体の性別の決定

 

遺伝的な性は精子と卵子が合体した受精の瞬間に決まります。

 

しかし、人の体は受精後第7週ごろまでは、性的に男女どちらになるかはっきり分かれていない状態にあります。

 

この時はまだ、「女性になる要素」と「男性になる要素」を両方もっているので、身体も脳も含めて男女どちらにもなれる可能性があります。

 

最初に変化が表れるのは、第8週頃です。

 

まずは、男性に特徴が出てきます。第8週頃〜10週目に、男性になる染色体の赤ちゃんは精巣が作られたり、男性器が作られていきます。

 

女性になる染色体の赤ちゃんは男性より遅れて、11週目頃になって卵巣ができはじめて、性別の完了は第20週目頃となります。

 

この身体の性別的特徴の完了後、脳の性別が生まれてくると言われています。

 

その時期を過ぎると、別の性へと転換ができなくなります。

 

 

A心理・社会的性の決定

 

身体の性別とは別に、個人が自分の性別、性差(男らしさや女らしさ)について抱く、感覚、認知、言動、社会でのルールや習慣の価値観を 『性同一性』または『性の自己認知』といいます。

 

このような性の自己認知がどのようにして形成されるのかというと、まず、身体の性に対して「自分が男性である」や、「女性である」ことについての認識や確信が生まれます。

 

これを中核的「性」の自己認知(性同一性)と言います。これは中心的な確信というような感じで、ゆるぎない核となる考えということです。

 

この中核的性の自己認知は、だいたい生後18ヵ月頃には出来上がり、一度それが形成されると一生涯を通して外的環境や刺激の影響を受けず、変化することはないと考えられています。

 

発達過程において、その時期を過ぎると、ある行動の学習が成立しなくなる限界の時期を臨界期と言いますが、この中核的な性の自己認知の作られる過程において臨界期があり、その時期を逃がすとそれ以上の形成が困難になると言われています。

 

将来的にもしかしたら、この臨界期を変えたりして、性別を矯正する方法も出てくるのかもしれません。それを望むか否かはわかりませんし、倫理的な問題もあって難しいかもしれませんが・・・。

 

ここまでは人間の作られる仕組みに焦点を当ててきましたが、ここからはGID(性同一性障害)の原因をもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

 

BGID(性同一性障害)が作られる原因

 

先述した通り、『中核的な性の自己認知」を形成する過程はとても重要で、複雑です。この複合的要素がある環境下で形成されるのではないか』と言われています。

 

しかし、現在のところ、それがどの要素なのかはっきりしとはわかっていません。

 

 

C生物学的要因

 

胎児期から脳の性別決定が生まれてきますが、この時の性の自己認知が確立する際の要因が大きく関係しているのではないかと言われています。

 

ドイツのダーナー(Doerner,G)らが性行動のパターンは脳が男性・女性を決定する時に働く性ホルモン、アンドロゲンの強さにより決定されるとの考えを提唱しています。

 

それによると、脳の男性・女性を決定する時に起こる一時期に、男性ホルモン欠乏状態におかれたラット(実験動物の一種)は、同性のオスに対してメスと同じような性的反応を取り、出生前に強いストレスにさらされた母ラットから生まれたオスの仔は成熟後、両性愛または同性愛的性行動が見られるといいます。

 

この考え方から、同性愛者794名の生まれた年を調べたところ、第2次大戦の激しかった1944年から1945年に生まれた男性が多かったことから、母親が強いストレス状況下におかれたものと考え、生後の性行動に、その母親のおかれた環境が影響するとダーナーは述べています。

 

性認識の形成とGIDの判断

 

出生時に、医師や両親により外性器の形態が認知され、その子の性に周囲の者が確信を持つことが、その後の本人の性の自己認知に影響を与えるといいます。

・両親の態度

 

両親がその子の性に対して示す態度によって、性の自己認知の形成は影響を受けます。

 

 

・乳児の扱い方

 

乳児の取り扱い方が精神的な側面に影響を与えるだけでなく、条件づけ、刷り込み、学習により、脳そのものの性差(男女の性別の違い)に結びつき、性の自己認知の形成に影響を与えます。

 

 

・身体自我

 

身体からの刺激(感覚入力)、特に、性器の感覚からの入力が性の自己認知の形成に影響します。

 

 

・精神内界(心のイメージの世界のような感じ)の発達

 

これまでに説明したいくつかの要因の関与のもとに、自己の性に対する態度、確信、認識などの精神内界の発達が引き起こされます。

 

※参考文献:「性転換治療の臨床的研究」に関する審議経過と答申より

 

 

今回の記事は、参考文献をもとに僕が編集をしています。そのため部分的にかなり要約や解釈が入ってしまっている可能性があります。

 

一応原文を抜粋しておきますので、かなり難しい内容ですが、良ければ読んでみてください。

GID(性同一性障害)の原因についての参考文献

@生物学的性 (sex) の決定

 

(1) 性の分化

 

遺伝的な性は精子と卵子が合体した受精の瞬間に決まる。すなわち、性染色体がXXであれば女性、XYであれば男性となる。

 

ただし、その後の身体的性の分化発達には次のような性による時期的ずれが存在する。

 

●ヒトのからだは受精後第7週ごろまでは性的に未分化の状態にある。いいかえると男女どちらにもなれる可能性があり、「性的両能期」とよばれる。すなわち、この時期には、後に精巣または卵巣になるべき性腺は未分化であり、男性輸管系となる原基のウオルフ管、女性の輸管系原基のミューラー管はともに男女それぞれに左右1対ずつ備っており、外性器、脳、その他のからだの構造や機能も性的に未分化な状態にある。

 

●第8週になって、まず、男性に違いが現われる。すなわち、未分化だった性腺の男性分化がはじまり、精巣が作られ、ついで、第9週くらいから輸管系の性分化がおこり、ミューラー管がしだいに退化し、ウオルフ管が発達をはじめる。そして、第10週ころになると、外性器の性分化がみられるようになり、陰茎や陰のうの発生がはじまる。

 

●一方、女性では男性より遅れて、11週になって性腺の分化がはじまり、卵巣ができはじめる。ついで、子宮、腟の形成が始まり、外性器の分化は第20週ごろとなる。

 

●この様な性分化は性器だけでなく、脳にもおこり、おおよそ胎児期の第20週ころから脳の性差が生まれるといわれている。

 

以上の性分化の過程はY染色体上の遺伝子 (SRY) やそれにひきつづく性ホルモン、特に男性ホルモンが方向づけの鍵をにぎるとされており、それぞれの性分化にはそれらのホルモンが作用しうる適切な時期、すなわち臨界期があり、その時期をすぎると別の性へと転換ができない、非可逆性がある。

 

そして、いったん性への分化が始まると、すべてがその流れにそって、脳が分化し、神経回路網や脳内神経の部位差が生じ 、その結果、周期的な排卵や性特有な性行動をとるなど脳の性差が形成されるにいたる。

 

また、骨格もホルモンもあらゆる身体的なものが性の分化にしたがって変化し、男性あるいは女性の特徴を示すようになる。

 

その意味では、ヒトの生物学的性 (sex) は遺伝的に厳密に規定されており、それにしたがって、後戻りのきかない一定の順序で性差が決められているということができよう。

 

(2) 性分化の障害

 

このように、生物学的性 (sex) はきわめて明瞭に、画然と分れているかに見えるが、必ずしも男女の境界線はつねに明瞭とは限らない。

 

すなわち、性分化の途中で、過誤が生じ、そのために遺伝的な性と異なる形態的な性を有することがある。これらは間性あるいは半陰陽などとよばれるが、これらのものの多くは遺伝的な原因や、染色体の異常、あるいは特別な病気のため、発生の途中でホルモンの異常が生じ、性の分化に障害が起こり、遺伝的な性と外性器の不一致が生じたものである。

 

例えば、精巣と卵巣をともに持つもの、性腺はひとつでも内・外性器が性腺の性と逆に分化していたり(半陰陽)、時には性の判定の困難な場合(間性)もある。

 

これらの代表的な疾患として、副腎性器症候群、クラインフェルター症候群、ターナー症候群などとよばれるものがある。

 

以上に述べた生物学的性の分化に関する障害に対しては、以前から医学的治療の対象として、外科的治療が行われてきており、今回の申請対象にはこのような障害は含まれない。

 

A心理・社会的性の決定

 

生物学的性(sex)とは別にひとが「自分は男 masculinity(女 feminity)であるとか、男(女)らしい」と意識する性別(性意識、gender)はどのようにして形成されるのであろうか。

 

「個人が自分の性別、性差(男性−女性 male/female, 男であること−女であること maleness/femaleness, 男らしさ−女らしさ masculine/feminine)について抱く、すべての感覚、認知、実際的な言動、文化的・社会的規範や価値観」を総称して gender identitiy※(性同一性、性の自己認知)という。

※ender identitiyについて

 

日本では identity という言葉の訳語として「同一性」をあてることが多い。

 

それはこの言葉が Erikson, E. H. の理論とともに精神分析学領域のひと達によって紹介されたためである。

 

しかし、同一性という言葉は専門領域以外の人達にはなじみにくいことを考え、あえて、自分の性に対する意識、認識、という意味で「性の自己認知」という言葉をあてた。

 

Identity という言葉は単なる認識だけでなく人格全体を表現する力動的概念であるとの指摘も承知のうえであえて同一性という言葉を避けた。

 

ただし性同一性障害という言葉はすでに固定化しているので、性の自己認知(同一性)の障害を表す時は、「性同一性障害」という言葉をそのまま用いることにした。

このような性の自己認知(同一性)がどのようにして形成されるのかをまず、みることにする。

 

(1) 中核的性の自己認知 core gender identity の確立

 

いわば生物学的な性に対する原初的自己像ともいうべきものとして、「自分が男性である I am a male か、女性であるか I am a female かについての確固とした自己認知と基本的確信」がまず生まれるが、これを中核的性の自己認知(性同一性)とよぶ。 

 

この中核的性の自己認知は発達のきわめて早期に形成され、おおよそ生後18ヵ月頃には出来上がり、一度それが形成されると一生涯を通して外的環境や刺激の影響を受けず、変化することはないと考えられている。

 

言い換えると、中核的な性の自己認知は、その後の心理・社会的性 (gender) の発達の進路を決定する中核であると同時に、その個人の一生を通して変化することのない不変で、不動の自己定義であるといえる。そして、この中核的な性の自己認知の形成に関与する特定の臨界期があり、その時期を逸すると形成が困難とな るといわれている。

 

中核的な性の自己認知の形成に関与する因子についてこれまでの報告をまとめると次のとおりである。

 

生物学的要因:

 

胎児期から脳の性差が生じるが、そのことが性の自己認知の獲得に重要な要因になっていることが指摘されている。すなわち、遺伝的に規定された生物学的性はその後あきらかな性差を形成し、さまざまなホルモンや脳構造の変化もひきおこすこと2)はこれまでに述べてきたとうりであり、ひとの性の自己認知が生物 学的に規定されるであろう事は容易に想定される。

 

たとえばドイツのダーナー (Doerner, G) らは性行動のパターンは脳が性分化をする時に働く性ホルモン、アンドロゲンの強さにより決定されるとの考えを提唱している。

 

それによると、脳の性分化の起こる一時期に男性ホルモン欠乏状態におかれたラットは同性の雄ラットに対して雌と同じような性的反応を取り、出生前に強いストレスにさらされた母ラットから生まれた雄の仔は成熟後両性愛または同性愛的性行動がみられるという。

 

この考えをおしすすめ、同性愛者794名の生まれた年を調べたところ、第2次大戦の激しかった1944年から1945年に生まれた男性が多かったことから、母親が強いストレス状況下におかれたものと考え、生後の性行動にその母親のおかれた環境が影響するとダーナーは述べている。

 

出生時の性の認定:

 

生下時に医師や両親により、外性器の形態が認知され、その子の性に周囲の者が確信を持つことがその後の本人の性の自己認知に影響を与えるという。

 

両親の態度:

 

両親がその子の性に対して示す態度によって性の自己認知の形成は影響を受ける。

 

乳児の扱い方:

 

乳児の取り扱い方が精神的な側面に影響を与えるだけでなく、条件づけ、刷り込み、学習により、脳そのものの性差に結びつき、性の自己認知の形成に影響を与える。

 

身体自我:

 

身体からの感覚入力、とりわけ性器の感覚からの入力が性の自己認知の形成に影響する

 

精神内界の発達:

 

これまでに述べたいくつかの要因の関与のもとに、自己の性に対する態度、確信、認識などの精神内界の発達がひきおこされる

 

このように、中核的な性の自己認知は生後のかなり早い時期に形成されるが、例えば半陰陽など、外性器に異常のある場合には両親や医師など、周囲の人々の性認知が曖昧で、男子として養育すべきか、女子として育てるべきか、こどもの性に対する一貫した態度がとれず、そのために安定して、明確な中核的性の自己認知ができず混乱をきたすことが多い。

 

ところで、このように生後のかなり早い時期に確立された中核的な性の自己認知は、その後の心理・社会的影響を受けながら、変容を遂げると考えられる。

 

(2) 性の自己認知の形成

 

中核的性の自己認知を基盤として形成される心理・社会的な性の自己認知 (gender identity) は一生涯をとおして絶えず変化、発達していくといわれている。すなわち、両親のしつけ、教育、友人、社会関係の中で育まれ、ライフサイクルに応じて変化するが、なかでも性別役割 gender role が性の自己認知の形成にとくに重要である。

 

人は社会の中でその個人の年齢、地位、性別、職業などに応じて行動しなければならない「義務」や、行動することが求められる「期待」がある。性にかかわる役割、すなわち性別役割も日常生活における何気ない言葉使い、衣服の身のつけかた、家族内の関係、社会的人間関係、儀式などさまざまな場面で求められ、期待されている。

 

したがって、性別役割はその個人をとりまくさまざまな環境因子との絶えまない相互作用のなかで学習され、修正されるわけで、その意味では性別役割は文化、社会、歴史によって変りうる相対的なものであるということができよう。

 

そして、性に関する自己認知もまた性別役割を通して形成、確立されるものであり、それは可塑的、機能的で、そのあり方も多種多様で時代や文化によって変化する、といいかえることが出来る。

 

B 症状

 

例えば国際診断基準である DSM-IV によれば

 

A:反対の性に対する強く、持続的な同一感。子どもの場合、その障害は以下のような形で現われる。

 

 ・反対の性になりたいという欲求、または自分の性が反対であるという主張を繰り返し述べる。

 

 ・男の場合、女の子の服を着るのを好む、または女装をまねるのを好む、女の子の場合、定型的な男性の服装のみを身につけたいと主張する。

 

 ・ごっこあそびで、反対の性の役割をとりたいという気持が強く持続する、または反対の性であるという空想を続ける。

 

 ・反対の性の典型的なゲームや娯楽に加わりたいという強い欲求。

 

 ・反対の性の遊び友達になるのを強く好む。  青年および成人の場合、次のような症状で現われる。

 

 ・反対の性になりたいという欲求を口にする。

 

 ・反対の性として生きたい、扱われたい。

 

B.:自分の性に対する持続的な不快感、またはその性の役割についての不適切感。  

 

子どもの場合

 

男の場合:自分の性器が気持悪い、またはそれがなくなるだろう、と主張する。またはペニスを持っていない方がよかったと主張する。または乱暴で荒々しい遊びを嫌悪し、男の子に典型的な玩具、ゲーム、活動を拒否する。

 

女の子の場合:座って排尿するのを拒絶し、または乳房が膨らんだり、または月経が始まって欲しくないと主張する、または、普通の女性の服装を強く嫌悪する。

 

青年および成人の場合

 

自分の第1次および第2次性徴から開放されたいという考えにとらわれる。反対の性らしくなるために、性的な特徴を身体的に変化させるホルモン、手術、または他の方法を要求する。または自分が誤った性に生れてきたと信じる。

 

C:その障害のために臨床的に強い苦痛または社会的、職業的、または他の重要な場での機能に障害を起こしている。 と定義している。
※参考文献:「性転換治療の臨床的研究」より抜粋

 

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