改名するための申立書の書き方
GID(性同一性障害)の人にとって、日常生活で本名を使うと不審がられるため、だんだんと精神的に苦痛を感じるようになります。
特にホルモン注射や治療が進むとあらゆる場面で支障が出てきます。
そこで改名をすることになるのですが、そのためには裁判所で改名申請し承認を得なければなりません。
この改名は必ずしもできるわけではなく、改名できる確率は、運にも左右されるものです・・・。
裁判官も人間なので、GIDに理解がある人や、判例が多い地区だと有利だと思います。逆に田舎でGIDの認知が低いと、その分難しくなると考えられます。
ただ改名の許可事例は本当に様々なので、こうしたらこうなるというような、はっきりとした情報はないです。
実際に僕は、面談もなく、申し立てをした二日後に、郵送で許可通知が届きました。
運が良かったのもあると思いますが、面談はほとんどの人があるみたいなので、なぜ面談を省かれたかというと、恐らく申立書の事情欄に書いた内容が良かったんだと思います。
改名申請書作成のポイント
僕のように面談をパスして、2日で改名ができたら良いと思うので僕の気をつけたポイントをお伝えしますね。
まず重要なのは、性同一性障害であるという事を伝えることです。そこで僕は証明するために診断書を提出しました。
いかに改名が必要であるかを訴えましょう。
僕は治療の証明のために、ホルモン注射を打ちに通っている病院に、診断書を書いてもらい提出しました。
今後手術を望んでいて、戸籍も将来変えるということも伝えられると良いです。
これは以外と忘れやすいのですが、裁判官は家族や周囲の認知を気にする人が多いです。
また改名しても、周囲に迷惑をかけたり、混乱を与えないということを伝えた方が良いです。
証明として、定期券や手紙、診察券などを提出しています。
この他に、あなたが例えばガイドラインに沿って治療をしているなら、ガイドラインという言葉を入れると良いと思います。
裁判官は、ガイドラインに沿っているということを好む人が多いと聞きました。
それと、実際にあなたが今の名前で日常で困っているということや、あなたが体験した苦痛な出来事を書いても良いです。
書いた内容はしっかり覚えておくようにしましょう。面談があった場合には書いてある事を質問されることがあると思いますよ。